アニマルフェイスな針金人間のコンセプトやこだわり、苦労した点について

何かを見つめる動物顔の針金人間 完成

作るまで何になるのか予想もつかないハンドメイド作品の制作でありますが、最近「人型」が一つのテーマとなりつつあります。なので心に決まったともいえる人型をベースにして個性的な作品を目指して制作していきたいと思っています。

 

今回は人型としては3作目となる「アニマルフェイス(勝手に名付けた)」を紹介していきます。

まずはじめに作るのが「頭部(顔)」のパーツ。一番こだわってしまう部分なので時間をかけすぎてしまうパーツです。このパーツの出来上がり具合でボディをどうするか決めています。(等身や手足の形状、どんな生物なのかというイメージなど)

人型を作るときに気を付けているのは、作品の強度とワイヤー(針金)同士が絡み合った密度感のある見た目です。強度はどうしても針金(アルミのワイヤー)の特性上、力が加わると曲がりやすいのですが、ちょっとやそっと触れたぐらいで形が変わらないように束ねたりして出来る限り強度を持たせる作りにしています。またワイヤーを複雑に絡ませる(留める巻く)ことで透け感のない重厚感のある見た目を目指しています。

 

 

 

[アニマルフェイスな針金人間のコンセプト]

顔が出来たときに「ネコ」のような顔立ちからアニマルフェイスと名付けましたが、その影響もあってパワードスーツを着たネコ?をテーマにしました。

ネコらしさを取り入れるために「手」は爪っぽい形にし、パワードスーツっぽさをどことなくイメージした作りで制作しました。

そして今回のポイントはただの直立ではなく、手足をほんの少し角度を付けているので表情があることです。(顔は無表情ですが)

 

 

こっちを見る動物顔の針金人間

 

 

後ろを向く動物顔の針金人間

 

 

動物顔の針金人間の横顔

 

 

「アニマルフェイスのこだわりやお気に入りポイント」

胴体は内部をほんの少し見えるように空間を開けています。胴体を作るときには必ずと言っていいほどねじったワイヤーによって背骨なるものを作って全体のバランスをぼんやりと残しています。(もちろん外側の形にもこだわっています)

後ろ姿の造形が良かったと感じています。首元や肩から背中のディテール(詳細)、そしてお尻周りの密度感です。これらが程よく空間と密度があって一体感があるように感じるのです。

制作するうえで常にこだわっているのが、なるべく綺麗な面にすることです。どうしても巻いたり留めたりすると上に重ねていくことになるので、凸凹(でこぼこ)になってしまいがちです。なのでワイヤー重ねて面を作るようにしていますが、そうするとワイヤー一本一本が固定される部分が少なくなってしまい、ワイヤーが動いてしまう部分が出来てしまいます。

強度と綺麗な造形を両立させる絶妙なバランスを目指して、現在は一本当たりのワイヤーの長さを10cm~20cmで切り出して留めるという方法で制作しています。そのため随所にポコポコと丸い部分(留めた部分)が多く確認できます。

 

動物顔の針金人間の胴体

 

 

動物顔の針金人間の背中

 

 

斜めを向く動物顔の針金人間

 

 

斜めを向く動物顔の針金人間のアップ

 

 

何かを見つめる動物顔の針金人間

 

 

斜め後ろから見た動物顔の針金人間

 

 

 

[作品制作で苦労したところ]

考えるときも作るときも苦労したのは手足です。使用しているのが太さ2mmのアルミワイヤーといううこともあって細かいパーツを表現するのが難しいです。

そのため抽象的に表現するために足はブーツ型を採用しています。一方の手は特に指をどうしようか悩みます。巻きすぎると手がでかすぎになってしまいますし、一本のまま(何も留めたり巻かなかったり)だと強度の問題もあるのでメリハリの程度を考えるのが難しかったです。

結果的に指は巻いて爪なるものを巻かずにそのまま曲げることでメリハリを付けました。

また、足の場合は作品が自立することも視野に入れなければならないので両足の長さや接地面を意識して制作しました。

 

動物顔の針金人間のたくましい両足

 

 

横から見た動物顔の針金人間の足

 

 

 

動物顔の針金人間の後ろ脚

 

 

[最後に]

いかかでしたでしょうか、作品としては針金人間ですが出来上がった姿はヒトというよりネコのように見えます。しかし、あくまで針金人間ということで「アニマルフェイスな針金人間」としました。

自分の作品は針金を曲げたり留めたりして形になりますが、二度と同じものは作れません。たとえ同じコンセプトで制作したとしてもそれは、人のように顔も違えば体つきも変わります。ですが、その違いこそが他にない素晴らしいことだと思っています。

曲げて留めてを繰り返すだけなのに完成図が全く予想できない、それがワイヤークラフトの面白さだと思います。そしてそんな面白さがこの作品には詰まっています!

 

この作品をBASEで出品しました!下記のリンクから商品ページに行くことができます↓

アニマルフェイスな針金人間(送料込み) | WirePeace on the BASE
太さ2ミリのアルミワイヤー(針金)で制作した針金人間です。作品を見たイメージはパワードスーツを着たネコです。ただ制作者としては針金人間として見ているため、ネコのような顔立ちから「アニマルフェイスな針金人間」と名付けました。10cm~20cmほどに切り出したワイヤーを曲げて留めることで作られるワイヤーアートは、何本もの針...

 

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