可動式のワイヤークラフト作品サンプル(下半身)の仕様について

針金の可動サンプル未分類

久しぶりの更新となりましたワイヤークラフトをしていますカズです。可動のパーツを制作して、可動式の針金人間を実体化を目指して試作を繰り返して一つのサンプルが出来ました。

とは言っても、まだ不完全な形で途中経過の報告となりますが、一つの区切りとしてご紹介していきたいと思います。

 

 

可動する針金人間のモデル(下半身)の画像集

今回ご紹介するのは、脚と腰まで出来上がった下半身の状態のサンプルです。

被膜線(ビニールで覆われた鉄線)という針金(ワイヤー)を使うことで、針金同士が絶妙な滑り具合で可動を実現してくれます。この被膜線を使って可動機構を自分なりに表現してみました。

 

1.可動式の針金人間とは?

可動式の針金人間とは、文字通り動かすことのできる針金作品のことです。可動パーツと呼んでいる最小単位の可動部品をつなげて立体にすることで一つの可動作品が出来上がります。

 

針金の可動サンプル

以前に制作していたアルミワイヤーで作られた針金人間でいうところの「骨格」なるものです。

この段階で作品の強度を確保しつつ、ワイヤーを足していく「肉付け」をすることで作品が出来上がります。(まだ肉付けの段階に来ていません)

 

針金という素材で可動フィギュアを作るとなると一筋縄ではいきませんでした。動かすことができて強度もある、つまりヒトでいう筋肉と骨を混ぜ合わせた作りにする必要がありました。

 

 

針金の可動サンプル

飛び出しているワイヤーがありますが、これはまだ留める場所が決まっていない未確定な部分です。

これをどこかに留めたり、逆に留められたりと自由な部分です。留める場所によっては可動しなくなってしまうので、難しいところです。

 

 

2.このモデルの可動について

可動についてはかなりこだわりました。ヒトの動きを再現するために必要な可動は思った以上に複雑で、可動ポイント(可動に関係する部分)がとても多いです。

具体的には、

  • 脚の上げる(前と後ろ、横方向)
  • 脚の開閉(ガニ股と内股)
  • 膝を曲げる
  • 足首を左右に動かす
  • つま先を上げる

といった動作が可能となっています。(ヒトの可動をほぼ網羅しています)

ちなみに可動ポイントとなる可動パーツの数は左右で18か所にもなります。(青文字のリンクで紹介している以外の可動パーツも存在します)

 

開脚した針金の可動サンプル

股関節は針金という素材では完全な再現が出来なかったのですが、可動ポイント複数配置することで動きを再現することが出来ました。

開脚に合わせて足首も動かすことで、足裏が地面に接地して安定したポージングがとれます。

 

 

座った姿勢の針金の可動サンプル

踏ん張りのポーズもできます。膝が90度ぐらいしか曲がらないので少し不安定。微調整して正座できるといいのですが、現在は立ち膝で限界です。

 

 

3.可動できることのメリット

動かすことが出来るというのは、見る以外に手で作品と触れることで距離感を縮められる(より身近に感じる)ことが良いとこだと思います。

自分で作品にポーズを取らせることで、より楽しく鑑賞することできます。

 

針金の可動サンプル

上図のように作品を動かせることにより、作品に表情を付けることができます。

 

 

膝をつく針金の可動サンプル

可動フィギュアで遊んだことのある方はだいたいやっているポーズである膝をついた姿勢。

 

 

膝をつく針金の可動サンプル

腿(モモ)を上げる動作と膝を曲げる動きによって出来るこのポージング。可動フィギュアのチェックポイントのひとつともいえるポーズです。

 

 

針金の可動サンプル

単色なので、動きの細かいところが伝わらないのが悔しいところです。

ヒト型を目指して制作するのにヒトの構造を参考にしています。その構造とは拮抗筋です。拮抗筋は上腕や太もものように一方の筋肉が伸びたときにもう片方の筋肉は縮むという連動した筋肉のことです。

それを再現するためにシリンダー式の可動パーツを並べてつなげることで、連動した動きが可能となりました。伸縮の範囲が決まっているので、不自然な可動にならず止まるところで止まります。

 

 

可動モデルの針金人間の今後の展望と課題

間違いなく、可動出来るということはポージングすることが出来るので、動かして遊ぶことが出来る針金アートとしてより楽しめるはずです。

しかしながら、まだ針金人間としての完成には程遠く、可動を妨げないように針金を足して肉付けしたいと考えています。

 

また、このまま針金人間を制作するには自分のスキルが足りないと思うので、段階的にこの可動モデルを進化させていって、最終的にヒト型の形を完成させるというビジョンで進めていきたいと思っています。

そのためにまずは、二足歩行モデルの作りやすい小型作品なるものを実体化。ステップアップして胴体を付けたモデルを制作し、腕を付けてよりヒトらしさのある作品を立体化。最終的に頭を付くという感じです。

その過程で、派生として四足歩行モデルを作ってみたりして、作品のバリエーションを増やしていきたいと思います。

 

 

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