1日かけて制作した針金人間とアルミワイヤー作品の特徴について

針金人間の頭と胴体ワイヤークラフトのメモ

アルミワイヤーを主とした作品制作をしてきました。制作していて思っていたのは、思った以上に時間がかかること。

ワイヤー(針金)を留める。つまり、どの位置に留めるか考える、ズレないように上下左右の位置関係を把握するなど、制作の最小単位である「留める」という作業は考える時間もあることを忘れていました。

そこで今回は、今まで制作した経験をもとに一日で針金人間をどの程度作ることができるのかを検証していきたいと思います。それに付随してアルミワイヤーの特徴を制作側の視点としてまとめたいと思います。

1日かけて制作した針金人間

一日で一体の針金人間を制作することが自分の目標のひとつです。この目標を達成するには、一日という時間を使ってどこまで制作できるのかを試す必要があります。

今までは、試作に試作を繰り返して形になれば満足するという段階で、一日で作り上げることが視野に入っていませんでした。

そこで今一度、一日でどこまで作ることが出来るのか試してみました。

 

制作した針金人間の図

ここで紹介するのは、1日を制作に当てて、出来るところまで作った針金人間になります。針金人間の制作手順は、頭・胴体・手足をそれぞれつなげてある程度作り(この状態を骨格と呼んでいます)、そこからワイヤーを足していく「肉付け」の作業を経て完成します。

 

針金人間の頭と胴体

一日かけて制作した針金人間です。やはり一日という時間では完成まで持っていけませんでした。

作り方を決めていないため、どうしても「どこに留めようか」といろんな位置にワイヤーを当ててみて、しっくりくるところに留めるまでの時間がかかりすぎています。

針金人間の制作ルールとして「骨格」の作成と「肉付け」という方法を提案しましたが、骨格を作るだけで一日以上かかってしまいます。これは強度を高めるためにたくさんのワイヤーを留めなければならないので、どこに留めるのか迷ってしまうことが原因だと感じました。

 

針金人間の頭と胴体

最初のうちは強度と隙間を感じさせない密度感を意識して制作しているので、これらの要素も考えてしまい結果的に時間がかかってしまいます。

 

針金人間の頭と胴体

左右対称に作っているつもりでも上図を見ると片寄っているのがいるのが確認できます。その原因は、「ワイヤーの長さ」だったり「留める位置のズレ」だったりとわずかな差が形に影響を及ぼします。

 

針金人間の頭と胴体

中身が見たくてこの角度で撮影しましたが、あまり見えませんね。制作時間の大半が考えている時間であると感じています。その証拠にこれらの画像でワイヤーの端が何本も飛び出ていますが、これらをどこに留めるのかというのも悩みどころです。

 

針金人間の頭と胴体

頭上から撮った画像です。(左下を見ているほうが顔)

針金人間の制作で一番最初に作る部分が頭部のパーツになります。基本的に5センチぐらいに切り出したワイヤーを留め合って形を作ります。いつも首の部分には、ねじりワイヤーを使って首筋を表現しているのがポイントです。

 

針金人間の頭と胴体

留めて留めてだんだんと形にしていく作り方が、アルミワイヤー作品の特徴かもしれません。一本当たりの長さが長いと曲がりやすくなってしまうので、短めに切り出して何本も留めて強度を高めるのが強度のあるアルミワイヤー作品の鉄則だと思います。(あくまで自分の考えです)

 

針金人間の頭と胴体

曲線的な形から魚のようにも見えます。ここから腕のパーツが付いたり腰を作りこんでいきます。大事なのはとにかく留めること。

 

針金人間の腰のパーツ

上図は腰の内側に当たるパーツです。足と上半身を繋ぐ部分で、これは骨格として使うので、内側のパーツとなります。

とにかくワイヤーの端をどこかに留める、これが自分のアルミワイヤーを使ったワイヤークラフトのやり方です。

 

 

アルミワイヤー作品の特徴について

アルミワイヤーの特徴は、金属の中でも柔らかい素材で錆びに強いことです。(空気中の酸素と触れることで酸化膜を形成し、錆びにくくなるようです)

そのため園芸でも使われています。

 

作品制作におけるアルミワイヤーの特徴を挙げてみると、

  • 加工がしやすい(曲げやすい、留めやすい、巻きやすい)
  • 柔らかいため強度が不足しがち
  • 指で曲げられる(ただし端の処理はペンチが必要)
  • 強度を高めるにはたくさんワイヤーを留める必要がある
  • 留める位置を考えるのに時間がかかってしまう

上記のように扱いやすいワイヤーではありますが、柔らかいので留める位置を考えたりねじったり巻いたりと強度を高める作りにすることが重要だと思います。

 

それで強度高めようとするあまり、たくさんのワイヤーを留める。これが、制作時間に影響していたことが判明しました。こうなると改善策としては、素材の選定からやり直すべきなのかもしれませんね。(ワイヤー自体に強度が欲しい・・・つまり硬いワイヤーを使えば良いのでは?)

 

 

まとめ

アルミワイヤーで作品を作るときに意識していた「強度」を確保するには、ワイヤーをたくさん留めなければならないことでした。

実際に一日でどの程度作品を作りこめるかを試してみたところ、頭と胴体の途中という制作結果となりました。

この結果から、アルミワイヤーを使った作品制作は留める工程が多く、留める位置なども考えなければならないため制作時間がかかってしまう原因であることがわかりました。

 

つまり、針金人間を作るための素材について改めて考える必要があると感じています。自分が本当に作りたいものは何か、作品制作の根本的な軸がぶれているのではないかと疑問に感じている部分もあります。

ただ今回の検証で、アルミワイヤーによる針金人間の制作時間とアルミワイヤーの特徴についてわかったので、今回得られた経験から新たなものが出来ればよいなと思います。

 

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。