チタンワイヤーでコーヒードリッパーを制作したら小物入れになった

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパー 完成

事の発端は友人からワイヤーアート作ってという何気ない一言でした。約一年前に購入したチタンワイヤーで作ったペンダント風の作品は干渉色がとてもきれいでそれに惹かれたのでしょう。

自身のワイヤーアートが確立しつつある中でまだ「どうあるべきなのかみたいな葛藤」で悩んでいたのでここらで一度違うモノを作るのもアリだなと思い制作することにしました。

アウトドアで使える小物ということでコーヒードリッパーのオーダーが入りました。チタン特有の干渉色はお互いに好みだったようで、必然的にチタンワイヤーで制作することになりました。(クリスマスプレゼント)

 

 

[コーヒードリッパーの骨格作り]

コーヒードリッパーは安定感が大事です。コーヒーフィルターを乗せたときやコップに乗せたときにバランスが良くなるように三脚にするのがベストでした。

 

三脚のコーヒードリッパー

 

三脚のコーヒードリッパー

 

小さいゴミ箱の乗せたワイヤーのコーヒードリッパー

作り方は三本のワイヤーを端っこ同士でねじる。それぞれにさらにワイヤーを巻いて編むことで強度を上げる。真ん中も同様にワイヤーを足して丈夫にする感じです。

 

一癖ある作りにしていて、それは三脚が交差しているというところです。元々は六角形の底面になるのですが、交差させることで三角形になるのが面白いなと感じてこのような作り方にしました。またこうすることで、三脚の強度も多少上がった気がします。

 

 

[コーヒードリッパーが小物入れになった理由と干渉色について]

巻くまではコーヒードリッパーとしての形はよかったはず。形状が大きく変わったのは間違いなくコーヒーフィルターを乗せる部分を巻いたときでした。

手元にコーヒーフィルターが無かったものでサイズ感が全く分かりませんでした。これが出来上がるタイミングで三角錐のコーヒーフィルターを見る機会がありましたが、実物は角度が90度でした。(下調べは大事ですね)

 

ねじったワイヤーの端はこのように先を丸めて処理。見た目も可愛らしくなりました。

 

チタンワイヤーの干渉色

この部分はグルグル巻いたワイヤーの最終地点でねじりを覆うように巻いて固定しました。

また、この部分だけ色が違うのは、火で炙ることでチタンワイヤーの独特な色(干渉色)がでるためです。試しにこの部分だけライターでやってみましたが、思ったより上手く色が出ました!

このチタンワイヤーで見られる干渉色は青、紫、銅(くすんだ黄色?)、白に近い青といったように燃焼時間や温度(火からの距離)によって出てくる色が違います。そのときそのときで色が違うのがチタンワイヤーの魅力です。(良い色です)

 

 

[ぱっと見ではわからないこだわりの季節感]

底と中を見るこの角度から見ると六本の線になりますよね。実はこれ雪の結晶をイメージして制作しています。テーマとしては三角形ですけどトレンド的な要素として冬らしさを加えることが出来たと思います。

 

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパーの底

 

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパーの中

こうして見るとズレがよくわかりますね。巻く時の力でだんだんと支柱となる部分が内側に傾いていき、巻く方向(反時計回り)に引っ張られているのが確認できます。

なので巻いて編むときは支柱となる部分をしっかり指で押さえて固定しながら巻くのが重要なポイントになります。今回は丸い感じの三角にしたかったのであえて緩めに巻きましたが、ピンと張って巻いた方が見映えは綺麗になりますし、しっかり固定されるので強度もある程度高めることができます。

 

 

[ちょっとしたこだわり]

こだわりポイントは編み方を微妙に変えていることです。基本的には二周巻いて三週目で次を編んでいく巻き方です。最後は逆向きに二周ほど巻き留めて完成。

 

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパーの足

これは二回巻いて三週目で下に通してから次へ編んでいくというやり方です。見映え的にはこのやり方が一番ワイヤーアートを感じさせる方法でした。

 

 

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパーの足

次はそのまま三週目を巻いていく方法です。このやり方だと厚みを出しやすいので立体感がでる編み方だなと感じました。

 

 

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパーの足

最後は上記の二つを混ぜた巻き方をしました。三週目をそのまま上から巻く、下に通してから巻くを交互に繰り返しているだけです。

この三つ目の編み方を考えるのも苦労しました。今思えば今までの巻き方を混ぜればいいだけでしたが、制作中は意外とピンとこないものです。

 

 

[小物入れになったので結果オーライ]

小物入れになったワイヤーのコーヒードリッパー

 

あらかじめコーヒーフィルターについて聞かなかったのが失敗の原因でしたが、結果的に小物入れとして完成になりました。「何を作るかじゃない、あなたが作るワイヤーアートが欲しいんだ」という風に言ってもらえたので、結果オーライです。

 

チタンワイヤーの使い勝手を知ることが出来ましたし、作品の幅を広げるきっかけになったと感じます。(チタンワイヤーにはソフトとハードがあるようで、ハードを使ったのですがバネのように弾力があるためアルミワイヤーと違って巻いたり留めるのが難しかったです)

ありがとうございました!

 

 

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