針金の束を持ってくれる牙の付いた異形の針金人間

牙の生えた針金人間(顔アップ) 立体作品

どうもワイヤークラフターのカズです。

今回は、一風変わった針金人間をご紹介します。

[コンセプト、作品のテーマ]

元々は、マスクを付けたゾウのように長い鼻を持つ針金人間を作るつもりでした。鼻を作っていくと段々と重心が前に傾いていくのがわかったので、鼻の一部を胴体に付けて、一部は牙にするという変更をしました。

そんなこんなで牙の生えた魚のような顔をした針金人間。これが作品テーマになりました。

 

牙の生えた針金人間(正面)

 

牙の生えた針金人間(左側)

 

牙の生えた針金人間(背面)

 

牙の生えた針金人間(右側)

従来は頭から胴体、腕そして最後に足と上から下に作りこんでいましたが、今回は作り方もパーツごとに作って、最後にまとめて留めるというように若干異なっています。 

 

 

[こだわりとお気に入りポイント]

上手くいった部分が顔の正面の密度感です。隙間が無いだけでなく、面としても綺麗に収まっている印象です。この雰囲気をどんどん出せるようにしていきたいですね。(凹凸(おうとつ)の感覚を磨くべし)

 

牙の生えた針金人間(正面アップ)

牙の部分は先の処理が浮かばず、結局先を丸めるだけでした。強度を上げるために何本ものワイヤーを巻きましたが、巻くごとに先の処理に戸惑うばかりでした。(強度はある程度確保できたのでOKかな)

 

 

牙の生えた針金人間(背面アップ)

頭に引けを取らずにこだわったのが、胴体です。中にはねじり巻きワイヤーを使用しており、周りを何本ものワイヤーが取り囲んでいます。あえて隙間のある構造にすることで、中のねじり巻きワイヤーをのぞくことが出来るというわけです。

隙間なく密度のある部分と中を見せるような透け感のある部分を作って、メリハリのある作品にするのがいいのかもしれませんね。 

 

 

[苦労したところ難しかったところ]

やはり手と足が苦労しました。作品の大きさに対して手足の先はあまりワイヤーを足せないので、強度に不安があり、そして見映えもあまり良くありません。

  

牙の生えた針金人間(手足)

足はしっかりと地に足を付くように形に気を付けなければなりません。そのため足の裏は平らにするのが鉄則で、凸凹(でこぼこ)になるとしっかり自立してくれません。

今回も合格と言える足にはなりませんでした。円のような足にするとワイヤーを巻いたり、留める部分がどんどん無くなってしまうため、形状そのものを変更したほうがよさそうです。(指先を追加することで足裏の面積を増やす) 

 

 

牙の生えた針金人間(手)

手は綺麗な造形に整えるのが難しく、今回は強度も合格ラインに達していません。だんだんと手の形にはなっているので強度の改善を優先させたいです。

 

 

[使い方、用途]

基本的に針金人間たちは、お部屋のインテリアとして置く雑貨ではあります。見るだけでも楽しむことのできる作品が核となっており、それに付加価値を与えるというのが今回の試みです。

それが、牙を付けることによりモノを持たせることができるです。牙を付けなくても手に持たせられるようにすればいい話なのですが、作品のコンセプトが急に変わってしまったのでそのまま使いました。

 

針金を持つ針金人間

ワイヤーの束をこのように持ってくれます。二束ぐらいなら持たせられそうです。(重心が前に傾いてくるので不安定になりますが) 


 

 

[失敗点、上手くいかなかったところ]

最初は目から輪郭を作って鼻を作るといった流れでした。いきなり顔の輪郭から作ったものですから中身が作れなくなってしまいました。

そのため体とくっつけるときも苦労しましたし、強度や見た目にこだわれない状態でした。やはり内側から作っていって最後に外側の輪郭を乗せて完成させるのが、強度と見た目を両立するうえで重要なポイントであることを再認識しました。

 

特に今回は、足がなかなか上手くいかず、自立がしっかりとする新しい方法を探さないといけないなと思いました。(ベストな大きさや長さを見つけて強度をしっかりと付けてあげること)

課題が残る作品になりましたが、ワイヤーを持ってくれるので置き場所に困らなくて助かります。私の助手として手伝ってもらうことにします。

 

 

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