[針金人間の制作過程]どのように作られていくのかを画像でご紹介します

制作途中のフクロウの顔をした針金人間 立体作品

どうも、針金細工やっていますカズです!

「こういう作り方でやるのが今の作風です」というように、何となく作り方のプロセスが効率化されていくというかルーティンワーク化されていくのがハンドメイドなのかもしれません。

しかし、あるきっかけでガラッと作風が変化することもあるので、現在の作風がどんなものなのかを制作過程の写真を残して記録しておきたいと思います。

 

今回ご紹介する針金人間はフクロウみたいな顔の針金人間です。制作の合間に撮っているので、大雑把な感じですが普段は見られない針金人間の貴重な制作過程なので、ぜひご覧くださいませ。

 

服をまとったようなフクロウ顔の針金人間の制作過程

いつも針金人間を作るときの手順があって、その順番は以下の通りです。

  • 顔(頭)
  • 胴体
  • 手足(同時に作っていく感じ)

顔が出来上がると、そこからどのようなボディを持っていそうかを頭の中でイメージします。この時の場合はフクロウ顔だったので、手足は鳥っぽくして服を着たような感じにしようと思いました。結局は腰に板をぶら下げた感じになったのですが、それが鳥の尾を連想させるモノになったので上手くまとまったように思います。

 

つまり頭が出来上がるということは、作品のコンセプトが決まるということを表しています。

 

実は厳密に頭から胴体、手、そして脚というような順序は無くて、頭が出来たら胴体と手足はほぼ同時に作り始めている気がします。というのもパーツごとに制作するにしても結局のところ全体のバランスが大事になるわけです。

そのため頭の制作がコンセプト決めで、他のパーツはほぼ同時進行でバランス調整という考え方で作品制作しています。

 

制作途中の頭部

作りかけの針金人間の顔

すでにある程度は進んだ状態ですが、これが針金人間の顔になります。顔を作るときはいつも目から作っています。針金(ワイヤー)をぐるっと回して輪っかを作ります。両端は留められるように長めに残して、目と目の間も針金を留められるように少しだけ間隔があります。

 

作りかけの針金人間の頭

細めの太さである1mmの銀色のアルミワイヤーを試しに巻いたりしてみました。しかし1mmのアルミワイヤーだと滑ってしまって固定するのには向かなかったです。

 

作りかけの針金人間の頭

とにかく曲げては留めるの繰り返し。曲げた形の微妙な違いが作品の造形に大きな違いをもたらすので、制作にはけっこう気を遣います。

 

作りかけの針金人間の頭

二本のねじりワイヤーは首の輪郭としての役割と強度を上げるために使っています。首の筋の表現にもなるので、大体はこのような感じで取り入れています。

 

完成した頭部

フクロウみたいな針金人間の頭

こんな感じで針金人間の頭部が出来上がります。あとからボディと接続できるように何本かワイヤーの先を残しておきます。

 

フクロウみたいな針金人間の頭

後ろはこんな感じ。個人的には上手く頭の丸みを作ることが出来たと思っています。ただ単純にワイヤーを留めていくだけだと、どうしても上に上に重なってしまって盛り上がってしまいます。

このときは、わりとフラットな面(平らな感じ)に仕上げることが出来ました。

 

未完成のボディ

制作途中のフクロウの顔をした針金人間

あらっ?頭の次は胴体のはずだったんですけど、手足も付いてますね。これをやると脇の部分やモモの付け根にワイヤーを足すのが難しくなってしまうんですよね。

どの程度作りこむのか、各パーツをつなげるのはどのタイミングなのかを模索する必要がありそうです。

 

制作途中のフクロウの顔をした針金人間の上半身

力こぶの部分には、自分の中ではお馴染みの「ねじり巻きワイヤー」が使われています。

今回の反省点となる胴体の透け感。胴体を作る段階で手足を先につなげた影響もあって上に上にとワイヤーを乗せるように足した結果、自分の求める密度感が足りなくなってしまいました。

やはり胴体を内側から作りこんでから手足を接続する部分を残しておくように作るほうが、しっかり作り込めるのかなと思います。

 

制作途中のフクロウの顔をした針金人間の脚

どうして胴体と手足を先につなげたのかというと、この段階で全体のバランスを合わせたかったのと立ち姿を確認したかったからです。

手足を先に接続しておくと全体のバランスが把握しやすいのですが、そうすると胴体にワイヤーを足していくのが難しくなってしまったりと制作の難しさがあります。

今回の経験から言うと、胴体は先に作りこんだ方が良いと感じましたね。

 

大まかな形が完成

制作途中のフクロウの顔をした針金人間

とにかくワイヤーを足す。これを繰り返して肉付けをしていきます。取り付けたパーツがぐらぐらしないように補強していく意識でワイヤーを足していきます。

どのくらいワイヤーを足していくのかというと、「頭の密度感に合わせる」です。全体のバランスが作品の重要な部分なので、最初に作った頭部のパーツに合わせて

  • 密度感(留めたワイヤーの密着した具合)
  • 大きさ

を調和させていくイメージで制作しています。

 

制作途中のフクロウの顔をした針金人間の後ろ姿

後ろ姿はこんな感じで、鳥の尻尾を付けた感じに。この後にまた色々とプラスしていくんですけど、この段階もこれでスッキリしていて悪くない感じ。

でも頭と比べると物足りなさを感じてしまうので、ここからさらに肉付けしたのも納得です。

 

完成した針金人間

フクロウのような見た目の針金人間

こうして見てみると、なんか貫禄があるというか「意外にまとまったなぁ」と我ながらに思ってしまいます。

悩みに悩んで形にしたので、地味に愛着が湧いてきますね。

 

完成したこのフクロウみたいな顔をした針金人間をもっと細かく見たい方は、こちらからご覧いただけます。

 

制作しているとついつい先に先に進んでしまうので、なかなか制作途中の写真を撮ることが難しいんですよね。この作り方は今しかやらないかもしれないと思い、メモとして制作過程を残してみました。

これを見てワイヤークラフトに興味を持ってもらえるかもしれないですし、純粋にワイヤーアート(針金で作った作品)を見て楽しんでもらえると嬉しいです。


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