絶対に覚えておきたいワイヤークラフトの基本となる技法「留める」のやり方と注意点

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ワイヤークラフトでは主にワイヤー(針金)とペンチを用いて作品を作ります。

もちろん素手で曲げることも多いです。しかしながらワイヤーの端や細かい部分は素手では曲げることが難しいのでペンチを使って曲げます。なのでワイヤークラフトにおいてペンチは必需品で相棒のような存在です。

そんなペンチを使ってワイヤーを曲げる技法があって、それが今回ご紹介する「留める」というものです。「留める」というのはワイヤーとワイヤーとをつなげる(接続する)ことですが、綺麗につなげるために少しコツがあって、そのやり方をマスターしておかないと作品を作るのが困難です。

でも大丈夫、コツを掴めばこのやり方だけである程度の作品を作ることができるようになります!

ただこのやり方はひとつの方法(自分のやり方)なので、もし「ワイヤークラフトを始めたい!」という場合は、実際に曲げてみて模索していく必要があります。

ここでは私自身がやってみて掴んだコツをまとめたものになりますが、少しでも参考にしていただけると幸いです。

 

それでは見ていきましょう!

 

 

[基本的な技法「留める」のやり方]

 

 

ペンチで針金を掴んでいる画像

 

留める前にまずはワイヤーをフックのような形(U字)を作ります。ワイヤーの端から数ミリのところをペンチで挟みます。ワイヤーの太さによって掴む位置は変わるので、実際にやって確かめるのが確実です。今回の場合は、太さ2mmのアルミワイヤーを使っています。この場合、ワイヤーの端から3,4ミリの位置を挟んでいます。

 

 

ペンチで針金を曲げている画像

ペンチでワイヤーを掴んだまま手首を回す感じで曲げていきます。およそ45度ぐらいの角度まで倒せばOKです。ちなみにこの引っ掛けられるフックの状態をアルファベットのUのような形から「U字」と呼んでいます。

「U字を作る=留める」ようなものなので、このサイトでよく文中に多用する言葉でもあります。

このU字を作るうえでポイントになるのが、実は左手の親指でしっかり押さえることです。しっかり押さえないとU字が膨らんでしまって留めたときに「グラグラする」、「スルスルと動いてしまう」といったことに。

 

 

ペンチで針金をさらに曲げている画像

これはやってもやらなくてもよいのですが、自分はペンチでさらにワイヤーを曲げて、深めのU字にしています。

赤丸部分はワイヤーの太さをイメージしたものです。「留める」で重要なのはワイヤー同士の密着感だと思います。

留める前にU字にしたワイヤーを引っ掛けますが、しっかりとワイヤー同士が密着できるようにしなければなりません。ほんの少しU字を深くさせることで引っかかりを良くする、「留める」失敗を減らす工程です。

 

 

針金同士を引っ掛けている画像

 

ワイヤーを引っ掛けてみます。今回は、見やすくするためにブラウンのワイヤー(留めるワイヤー)とシルバーのワイヤー(留められるワイヤー)を使用しています。

ワイヤー同士を引っ掛けて隙間が無いかを確認しましょう。U字が浅いと隙間が見えてワイヤーが少し浮いたりしています。(チェックポイント)

 

 

ペンチで針金を留めている画像

 

引っ掛けたワイヤーをペンチで挟んで閉じていきます。「留める」で難しいところがここで、この作業で一番ワイヤーがズレやすいです。自分でもまだコツをつかみ切れていないため、この作業で失敗することが多いです。

なぜかというとワイヤー2本を片手で支えながら曲げなければならないからです。できるだけワイヤー同士は垂直な状態を保ったままで留めたいのです(地味に大事なポイント)が、ペンチで閉じるときに力が入ります。そして支える左手にも力が伝わるので、わずかながらブレが生じます。これが「留める」の失敗しやすいところです。

 

 

ペンチで針金を締める画像

ワイヤーを閉じたあとしっかり締めるのが大事です。ワイヤーを倒しても端がまだほんの少し余っていると思うので、そこからさらにペンチで締めていくのが留めるのに重要。(上図だとまだ締めが甘いかも;)

そして最後に縦にワイヤーを掴んで矢印の方向にクイッとほんの少し力を入れることで、余分な膨らみがさらに無くなってよりしっかりとした留めができます。

 

 

[留めるの失敗例と成功例]

ここまでワイヤークラフトの基本的な技法である「留める」方法について説明してきました。次にどういうのが良い留め方なのかダメな例はどういうものかを紹介していきます。

 

留めた針金の失敗例失敗例

 

まずは失敗例から見ていきます。眼で見て失敗と判断できるのはワイヤーの隙間です。明らかにしっかり留められていないなと現実を突きつけられます。

初めてやってみたときはこのような留め方ばかりでしたよトホホ。

 

引っ掛ける部分もワイヤーの端も隙間がありますね。考えられる原因はこんな感じでしょうか。

  • 最初にU字を作るときにペンチで挟む位置が短すぎた
  • U字の深さが足りず、引っ掛けたときに隙間ができてしまった
  • ワイヤーを閉じるときにズレてしまった

改善策としては長めに作っておくことですかね。最初のペンチで掴む位置を少し長くする、U字を深くしておく。この2点でも長すぎたなと思えばニッパーで切ることで長さは調節できるので保険として長めにするのがオススメです。

 

 

留めた針金の成功例

成功例

 

一方の成功例はというと、比べてみるとわかるように隙間無くしっかりと留められています。動かしてみてもほとんど動きません(少しは動きます)。

これはワイヤーの特性というか恐らくワイヤー同士を留めてもワイヤー同士が触れ合っている部分(面積)が少ないというか摩擦が無いというか、とにかく滑りやすいんですね。

ビニール?でコーティングされている被膜線(ビニールが外側にコーティングされているワイヤー)だと留めたときに被膜の部分がグニャっとつぶれてワイヤーの触れる面積が広くなるので滑りにくいです。また、膜の素材が滑りにくいのもあって多少の隙間のある留め方でも割としっかりと留められる印象です。

 

結局のところ素材うんぬんより、しっかりと留められるようになることが大事ですね。

 

 

[ワイヤーの切り出しとニッパーの扱いの注意点]

 

留める作業では必ずワイヤーを切る作業があります。切り方を間違えるとワイヤーの先端を手に引っ掛けてケガをしてしまうことがあります。ここではニッパーでワイヤーを切る際の注意点について書いておきます。

 

開いているニッパーの刃

 

ニッパーの刃の形を見てみると平らではないことがわかります。なぜこのような形なのかはわかりません(金属を切るために強度がいるためなのかな?)が、ワイヤーを切ると平らになる側と山になる側ができます。

 

 

尖っている針金の切り口

 

これが山になる側です。見てわかる通り、切断面が鋭くとがっているので危ないです。ワイヤーを切り出すたびに必ずこの山が出来るので、自分は必ずもう一度切って平らな切断面にするように処理しています。

手間ではあると思いますが、処理するのが大事!!

 

 

斜めのニッパーと針金

斜めに尖った針金の先

次にニッパーで切るときのちょっとしたミスを紹介します。最初のミスで気づかれると思いますけど、ワイヤーを切るときのニッパーの角度に気を付けてください。ニッパーの刃の角度を間違えるとワイヤーが竹やりになります。そしてそれを使おうものならワイヤーの神に刺されてしまうことでしょう。(それはないですね)

竹やりの形になっても、もう一度切ってワイヤーの切断面を平らにするように心掛けましょう。

 

真っすぐなニッパーと針金

綺麗な切り口の針金

 

必ずニッパーの刃を水平にしてワイヤーを切るようにしましょう。そうすることで刺さる心配な無くなります。(ただ断面の角は鋭利なので注意してください)

平らな線断面でないと留めるときにも邪魔になったりしますのできちんと処理したいところです。ということで以上がニッパーで切るときに気を付けてほしい点でした。

 

 

[最後に]

今回はワイヤークラフトの基本的なワイヤーを留める方法とニッパーで切るときの注意点についてお話ししました。「留める」やりかたは人によって微妙に異なるかとは思いますが、現段階で自分がやっている留め方について説明してみました。

留めるのは基本的な技法なのに意外に難しく、最初はぷらんぷらんになったりしてうまく出来ないかもしれません。ですがやっているうちにコツがわかってきてワイヤーをつなげた状態でも形を維持できるようになります。まだまだ完璧な留め方はわかっていませんが、現段階でわかる限りのコツを書いてみたので、参考にしていただけるとありがたいです。

というころで今回の「留める」講座は以上になります。ありがとうございました!

 

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