[ワイヤークラフト用語集]よく使われる道具や技法について解説します

ワイヤークラフトでは常用する単語がいくつかあります。素材である針金はもちろんペンチやニッパーといった道具もそのひとつです。

その他に「留める」や「巻く」といった技法についての用語もよく使うので、こちらでご紹介します。当サイトではこれらの用語を頻繁に使うので、こちらの記事で確認していただければと思います。

  

道具

作りたい作品によって使う道具は異なりますが、ワイヤークラフトでは、基本的にワイヤー(針金)とペンチとニッパーを用いて制作します。

その他にも、あると作品の幅が広がる道具もありますので知っている限りでご紹介します。

 

基本道具

ワイヤーとペンチとニッパー

 

ワイヤー(針金):

この素材があるからこそワイヤークラフトが始まります。ワイヤーには様々な種類があるので混乱してしまいますが、自分が使用している(所有している)のは以下のワイヤーです。

 

  • 比較的安く、錆びに強いと言われているアルミワイヤー
  • ビニールで覆われた被覆線(ひふくせん)と呼ばれるワイヤー(有名なのは日本化線株式会社の自遊自在と頑固自在)。
  • 金属アレルギーになりにくく、高温で熱することで干渉色が現れるチタンワイヤー
  • アクセサリーやジュエリーと一緒に使われることの多いアーティスティックワイヤー
  • 硬くて丈夫なスチールワイヤー

 

アルミワイヤー

お好みで選ぶのが良いですが,迷ってしまわると思うので言っておくと始めたては初心者から上級者まで使いやすいアルミワイヤーがオススメです。何と言っても扱いやすさに長けており、下記にありますどの技法にも対応できる素材なので、練習にも使えて本番にも使える万能なワイヤーです。

 

自遊自在と頑固自在

自遊自在や頑固自在はカラーバリエーションが豊富で、色とりどりな作品を作りたい人にオススメです。ただ、被覆線(ひふくせん)特有の扱いにくさがあって、ペンチで挟んで留めるときにビニールがあるため滑りやすいです。留めたり巻いたりするときについガリっと傷つけてしまうことがあるので、扱いがやや難しいことを理解したうえで使うと良いと思います。

 

チタンワイヤー

自身が所持しているチタンワイヤーは細いのにそこそこ硬さもあって弾力があります。チタンワイヤーの一番の特徴は、火で加熱することで鮮やかな色に変化することです。

その色の変化について実験してみたので、詳しくはこちらから飛んでみてください。

 

アーティスティックワイヤー

ジュエリーやアクセサリーといった系統の作品を作ったことが無いのでわからないのですが、曲げた感覚は細い(持っていたものは約6mm)のに弾力があるというか硬めな感じでした。

 

スチールワイヤー

指では曲げるのが困難なぐらい硬いです。ペンチ必須級のハードさを持っています。(長めに切って使うなら指で曲げられるかな)

簡易的なカゴなんかを作るのには向いていると思いますが、自由に曲げて形を作りたいならこのワイヤーは向いていません。(つまり私には向いていなかったということ)

 

  

ペンチ:

ワイヤーを曲げたりワイヤー同士を固定するときに使うワイヤーを掴む道具です。指では曲げられない端の部分を曲げたり、ワイヤー同士をつなげるときに挟んで固定するのに使います。

ペンチを使うことでしっかりと固定することが出来るので、ペンチの使い勝手は非常に大事です。ペンチによって掴む部分がギザギザのものや平らものがあったり、ペンチの形も真っすぐなものと先の曲がっているものがあるので、用途に合った使いやすいペンチを見つけたいです。

 

  

ニッパー:

ワイヤーは束の状態から必要な長さを切るのに使う道具です。留めるときにワイヤーが長すぎたときに切って長さを調節するときにも使います。

 

 

あると便利な道具

必須ではありませんが、あると便利な道具たちです。

  

メジャー:

長さを測るための道具です。無くても作品制作はできますが、バスケットやカゴを作るときにはメジャーで測って長さを揃えることで見映えがグッと変わります。(フリーハンドでも味があって良いと思います)

 

  

木の板:

木の板?と思われるかもしれませんが、ワイヤーは束の状態から切り出すと、少し曲がった歪んだ状態になっています。それを真っすぐにするために使います

使い方は簡単で、切り出したワイヤーを上から木の板で転がすだけです。机の上だと傷をつけてしまうかもしれないので、クラフトボードなど下敷きを用意したいですね。

 

  

ハンマーとアンビル(金床):

ハンマーと金床(アンビル)
ハンマーと金床(アンビル)

ワイヤーを叩いて平らにするための道具です。ハンマーはワイヤーを叩くためアンビルは台として使用します。アンビルの上にワイヤーを置いてハンマーで叩くと叩いた部分が平べったくなります。そうすることで強度が増してすこし硬くなります。(加工硬化と言うみたいです)

 

ハンマーと金床(アンビル)と叩いたワイヤーサンプル
叩いて平らになったアルミワイヤー

また、平らになった部分が作品のアクセントになり見映えアップの効果もあります。この方法は、ビニールなどでコーティングされたワイヤー(被覆線)には向かないので、むき出しのワイヤーで行うようにしましょう。

 

  

専用のゴミ箱:

ワイヤークラフト用のゴミ箱

ワイヤーをニッパーで切断したときに片方の切り口は尖っています。それをもう一度切って処理したときに捨てるためのゴミ箱です。

これがあると机に散らからなくて便利です。

 

 

技術(技法)

よく使われる技法について簡単にまとめました。これらの技法をマスターすることで作品制作の幅がより広がることでしょう。

 

留める:

留める見本
「留める」の見本

ワイヤーを接続すること。ワイヤーを端を曲げてフックの形(後述のU字)を作り、そのフックを接続したい別のワイヤーに引っ掛けてペンチで挟んで閉じることにより固定する。

ワイヤークラフトの基本の必須技術です。これが出来ると作品制作が出来てしまいます。逆に言えばこれが出来ないと始まらないとも言えます。

ワイヤークラフトを知るうえでは必須の単語だと思っていただいても過言ではありません。頻繁に出てくる言葉なので、絶対に知っておいてほしい単語です。

 

「留める」についての詳しいやり方をこちらで解説しているので、参考にしてみてください。

 

  

U字:

ワイヤーU字
U字のサンプル

留めるときにワイヤーの端をペンチで曲げたときにできる形のこと。(フックのような形状がUの字に似ていることから)

この形がうまく出来るかどうかが上手く留めることが出来るかを決めるので、常にU字の大きさやフックの深さを探らなければなりません。ワイヤーの太さや硬さ、素材の違いによって留め方も少し変わるので経験を重ねて最適なU字を作れるようにしたいですね。

 

 

ねじる:

ねじったワイヤー
ねじりワイヤーのサンプル

二本以上のワイヤーを使ってねじること。ねじったワイヤーは「ねじりワイヤー」と呼ばれます。一本のワイヤーより強度があり、見映えを良く見せることもできる。

複数の箸を束ねているのをイメージすると強度の高さがわかると思います。綺麗にねじるのもコツがいりますが、作業は簡単なので作品制作に取り入れやすいです。

 

ねじりワイヤーにさらにワイヤーを足した「ねじり巻きワイヤー」というのを作ってみたので、詳しくはこちらから見てみてください。

 

  

巻く:

ワイヤーにワイヤーを巻きつけること。「留める」の代わりにワイヤーの端を何回か巻いて固定することもあれば、ワイヤーを複数本束ねたものを巻いて固定することもあります。

束ねるのに使うときに一般的には巻くワイヤーは細く、巻かれるワイヤーは太いものを使う(巻くワイヤーが1mmで巻かれるワイヤーが2mmなど)。使用するワイヤーの種類によって太さは変わるので、作風や作るものによって太さを決める。


巻いたワイヤーのサンプル画像

巻くことによって強度も高まりますし見た目も綺麗になります。巻いたワイヤーの末端は、目立たない位置で終わるようにしたいですね。

 

 

編む:

バスケットのような入れ物の面を作るときに使う手法。編み込んだ面のある作品を作るときに使う手法。

編み方にいくつか種類があるので、好みや用途に合わせて使い分けましょう。

 

バスケット編み

編んだワイヤーのサンプル画像
面を出す編み方サンプル

この編み方の名前が明確ではないのですが、バスケット(手さげのかご)の底や側面を作るのに向いている編み方です。(いちおうバスケット編みと呼ぶことにします)

太いワイヤーを骨格として何本か使い、細いワイヤーで一本ずつ巻いては隣へとグルグル編んでいくことで一つの面が完成します。(細いワイヤーは束のままで巻いていきます)

 

 

亀甲編み

亀甲編みのサンプル
亀甲編みのサンプル

亀の甲羅の模様に似ていることから名づけられた編み方です。

「ねじる」を応用した編み方で、ねじった端の余りの部分を隣り合ったワイヤー同士ねじっていくことで六角形の形が出来上がります。一番端まで来たら、留めるか巻くかで固定します。(サンプルは下の方が長さが足りず中途半端になってしまいました)

 

 

格子編み

針金の格子
格子編みサンプル

何本か針金を縦と横に並べて互い違いに交差させて一つの面を作る方法。

実際にやってみると思ったより上手くいかず、固定するのに苦労するイメージです。簡単そうに見えて難しい編み方です。(編むと言うのかはわかりませんが・・・)

 

 

その他の用語

道具や技法以外に使う用語一覧です。

 

切り出す:

ニッパーでワイヤーを切る図
ワイヤーの束から切り出す図

ワイヤーの束から必要な長さ分をニッパーで切ること。当サイトで「切り出す」というワードが出た場合はこのことを指す。

 

  

S字:

ワイヤーS字
S字サンプル

身近にある針金なので、親しみのある形でもあります。硬いワイヤーであれば、S字フックとして何かを引っ掛けるのに使用することもできます。

ワイヤー作品の一部として使われる模様のこと。簡単に取り入れやすく、デザイン性を高めることが出来るため使われることが多い。

 

  

おわりに

現在、ご紹介できる範囲で書き残してみました。当サイトではこれらの道具と技法に関する用語を使うので、専門用語として覚えていただけると幸いです。

 

また何か便利な道具や技法が見つかったら追加していきたいと思います。

以上でワイヤークラフトの道具と技法の用語解説を終わります。ありがとうございました!

 

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