ヘルメットをかぶった調査員のような針金人間の紹介と制作で学んだこと

ヘルメットをかぶった針金人間 完成

今回は、今までの針金人間たちと違って、ヘルメットをかぶっているのが特徴的な針金人間をご紹介します。

 

ヘルメットをかぶった針金人間の写真と特徴について

 コンセプトは、とある惑星の探査にきた調査員です。ワイヤー(針金)を曲げているうちにヘルメットの形が出来上がったので、宇宙飛行士や潜水士のような針金人間にするため取り入れてみました。

作品制作に迷いがあったので、原点を振り返って一番最初の針金人間を参考に再構築してみた作品でもあります。作り方は最新ですが、例えばブーツのように作る形は昔の作品から引っ張ってくることで、作る楽しさを再認識する狙いもありました。

 

作品の世界観

ヘルメットをかぶった針金人間

彼は宇宙服や潜水服のようなゆったりとしたボディにヘルメットを身に着けています。外には何があるかわからないので、万全な装備で調査するようです。

 

ヘルメットをかぶった針金人間の後ろ姿

酸素タンクは背負っていないので、船外活動はできないみたいですが、地上で何かしらの調査をしているみたいです。

持ち帰りたいサンプルがあるみたいなので、カゴみたいな入れ物があると便利そうですね。

 

ヘルメットをかぶった針金人間の手

大きな手のグローブはミトンのような形をしているので物をつかむのが難しそうです。

 

作品の特徴

ヘルメットをかぶった針金人間の顔

彼の特徴は、ずばりこの頭部に凝縮されていると言っても過言ではありません。大きなヘルメットはもちろんのこと、そこから覗く彼のシルバーの顔が印象的です。

作る手順はいつものごとく頭から。今回は、最初の段階でシルバーのアルミワイヤーを使ってみました。

その理由は

  • 色を使う練習
  • 目をはっきりと確認できるようにしたかった

この2点です。

 

この先、自分の作品が変化するであろう要素を考えると「」が真っ先に浮かびました。今は茶系のアルミワイヤーが主となっていますが、単色だとやはり単調すぎるというか地味な印象になってしまうのかなと思います。

やはり作品というと色とりどりで見ることを楽しめるというのが、重要な要素なのかなと今になって薄々と感じています。

 

ヘルメットをかぶった針金人間

とは言っても手持ちのワイヤーに色モノがほぼ無いので、普段使っているブラウンとシルバーのアルミワイヤーがあったので、二色で試作してみました。コンセプトも相まって色の使い方が、シンプルながら絶妙にマッチしたように感じます。

ヘルメットから覗く銀色の顔が良いアクセントになっている、そんな感じがします。

 

ヘルメットをかぶった針金人間の脚

足裏は留めた部分が平坦になるように作ったので、割と安定した自立です。

宇宙服のように太めのシルエットですが、足首を若干細くさせたり太もものパーツを角ばらせて、アーマーを着ているようなカッコよさを感じさせるようにしました。

 

上手くいったところと改善点

ヘルメットをかぶった針金人間の後ろ姿

全体的なシルエットが、イメージに近い形になったのが良かった点です。宇宙服のようなスーツを着込んでいるのでずんぐりとした姿を思い描いて制作していましたが、上手いことまとまってくれました。

 

ヘルメットをかぶった針金人間の後ろ姿

この角度から見た後ろ姿が個人的に堪りません。ヘルメットの丸みも相まって全体の印象が、たくましくもあり愛嬌も感じさせる雰囲気。

 

そして改善点ですが、制作して思うのは、作りやすさも視野に入れて制作することが大事ということです。

特に頭、胴体そして手足のパーツはつなげるときが一番苦労します。

  • つなげたときに不自然な形にならないようにすること
  • 左右でズレがないか、長さは均等かどうか
  • つなげたときに強度が足りているか

というようなことを意識しなければなりません。

 

この中でも「強度」は欠かせない要素です。パーツごとのワイヤーを留める位置が強度に直結するので、どこに留めると見た目も良く強度も確保できるかを常に意識しています。

強度とは言っても、力任せに曲げれば変形してしまうので難しいところです。持ち上げて観賞する分には安心して触ることのできる、ある程度の負荷に耐えられる強度をもった作品が自分の作品制作における重要なポイントであるということです。

 

最後に

コンセプトのイメージと出来上がった作品とが合致したように思います。また、普段使っているブラウンのアルミワイヤーにシルバーのアルミワイヤーを加えることで、印象が良くなり作品らしくなってきたように感じることが出来ました。

作り方にに関しての改善点はあったものの、作品自体は自分らしさが出てきたというかやり方がわかってきたような感覚を掴めてきている気がします。

 

書き終わりに思い出したのでメモをしておくと、今回は作り方を少し変えていて、空間を活かすような作品制作を心掛けました。強度を持たせるためにねじりワイヤーを使うのはもちろんですが、それらを留めるために枠の形を作っておくことで、作品のボリュームを確保しつつ強度も落とさないというバランスを見つけることが出来ました。(特にその特徴が表れているのは足のパーツ)

今までは隙間を埋めて重厚感のある立体作品を目指していましたが、空間を活かすことで「作品の姿かたちが想像力によって補われる」作品になると感じました。

それが今回の作品の特徴であるヘルメットによく表れていると思います。ヘルメットの大まかな形しか表現していませんが、バイザー(ヘルメットの顔の部分にある透明なシールド)があるように見えるのがまさにその特徴です。

 

ということで、ヘルメットの被った調査員みたいな針金人間の制作では、

  • 色が与える作品の印象
  • 空間を活かした作品は表現されていない部分が見えてくる

という2つのことがわかりました。

 

また制作していく過程で変化していくことでしょう。針金調査隊の隊長としてこれからも調査(作品制作)していきたいと思います。ではこれにて今回の調査を終えたいと思います、お疲れさまでした。

 

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